新型コロナの猛威にさらされているアメリカ。今週からMLBが開幕し、次はNFLも開幕できるのかと期待と不安が入り混じるなか、そういえば同地区のライバルはどうなってんのという思いつきで始まった記事になります。

Arizona Cardinals 

ドラ1QBマレーをサポートするために動いたように思えます。RBには途中加入ながら大活躍をみせたドレイクが筆頭。WRにホプキンスをHOUから格安トレードで獲得しスキルポジションは完璧に揃えられたとみていいでしょう。OLは中3枚が微妙な気がするがとりあえず殆どのメンバーが残留。パスパスパスにこだわるエアレイドオフェンスでカレッジ界に旋風を巻き起こした攻撃をNFLでも体現出来るか注目です。
逆に昨年完全に足を引っ張った守備はドラフトでLBとSSが出来るマルチロールなシモンズを獲得。DTにはベテランのフィリップスを加えて散々だったラン守備の改善に期待したいところです。あとはプレーメーカーのOLBジョーンズとCBピーターソンが活躍できれば久々のプレーオフ進出は充分ありうるでしょう。

Los Angeles Rams

絶賛キャップ地獄に陥ってるあんちきしょう。OLは今年も微妙なラインナップになりそうで、相変わらずゴフがプレッシャーを浴びてやらかす未来が幻視できそうです。
ただしこれまで大エースだったRBガーリーを放出し、代わりにドラフトで獲得したエイカーズには要注意。昨年というか近年カレッジ最弱OLの栄誉を欲しいままにする、ぶっちぎりクソ味噌ラインマン大学ことFSUでコンスタントに活躍しただけあって、NFLでも下から数えた方が早いOLであっても充分以上の働きが出来そうなので今からエイカーズショックに備えておくことをオススメ致します。あとはカップとかヒグビーとかいるので良くも悪くもゴフ次第のオフェンスですね。
ディフェンスはアーロン・MVP・ドナルドが居るのでそうそう簡単には攻略させて貰えないでしょう。とはいえオールインから2年で守備はかなり空中分解が進んで、DCも代わりました。ランが出されるようだと恐らく死ぬので新しくなったLB陣にかかる負担がデカい。

 San Francisco 49ers

昨年のNFCチャンプは今年も攻守に隙がない陣容。あえて言うならガロッポロのプレッシャー耐性の低さとWR陣の層の薄さでしょう。ガロッポロに関しては強力なランオフェンスに加えてLTに実績十分なピータースを取ってきたのでそう簡単にはボロを出さない陣容です。他方WRはエースだったサンダースが抜けて新人のアイユークをドラフトで取ったものの、彼が何処まで通用するかは不透明(とはいえアイユーク自体はRACに長けたサンダースと同じタイプ)。次期エースとして期待していたディーボは怪我で既に離脱確定なのでますますジョージ・キトルへの依存度が上がるんではないかと思います。
守備はキャロルの門下生であるサラーDCの下、強烈なDLでスクリメージを圧倒するスタイル。アームステッドが抜けたものの、一巡で指名したキンロウはランストップに掛けては既にNFLトップクラスなのではと思われている程のDTです。ボサ、シャーマンとインパクトプレーヤーも揃ってるのでターンオーバーも量産できますから多少ミスの多いガロッポロでもどうにでも出来る強さがあります。