今季のチーム分析、先ずはオフェンスから。

絶対的司令塔
エースQBラッセル・ウィルソンが全ての中心。ランであれパスであれRWのパフォーマンスが安定すれば自然と成績はついてくる。昨シーズンは怪我で序盤はオフェンスは常に低空飛行を余儀なくされただけに彼を如何に怪我や不調から遠ざけられるかが鍵。またバックアップは2年目のボイキンとFAからオースティン・デイビスを獲得。素行面で問題のあるボイキンは正念場でしょう。

スピードとクイックネス命のレシーバー陣
エースレシーバーはダグ・ボールドウィン。ゾーンの切れ目を的確につけるルートランと一瞬でマンカバーを振り切るアジリティで2年連続レシーブ1000ヤード越えをマーク。スロットの位置からあらゆるゾーンで驚異になるでしょう。
ディープターゲットとしてはロケットとリチャードソンが担います。ロケットは昨シーズン怪我に泣かされたこともあり大きなインパクトを残せま
せんでしたがジェットスウィープからランプレーでTDをあげるなどよりガジェットプレーでボールを持たせる役割が増えそう。リチャードソンはロケット離脱後から代わりに起用され印象的なスーパーキャッチで貢献してくれました。この二人がどれだけ縦にディフェンスををストレッチできるかで他のレシーバー陣が活きる余地が生まれるので起用方法を含めて要注目です。
前者に埋もれてしまったのがカース。レシーバー陣では貴重なポゼッションレシーバーですがマンカバーで消される試合が多く、得意とするスラントなどのショートパスでも貢献度が低かったのが大きく成績に響きました。このタイプではマケヴォイなど実績の少ない選手が多いだけに復活に期待したい所。そのマケヴォイは元QBということもありダブルパスなどスペシャルプレー要員も兼ねていくらか出場機会を得ました。レシーバーとしては荒削りですがミドル以上のパスルートで実績を作りました。今後は短いパスルートでターゲットになれれば面白い存在になりそうです。

ミスマッチを重視したTE陣
競合いと高さ勝負のグラムが先発。大怪我から復活した昨シーズンは容易く競り勝てるレシービングTEとしてまずまずの出来。ただ成績的にはまだ上を狙える選手だけにレッドゾーンでの決定率を上げたい。控えはルーク・ウィルソン。40yd4.5秒を切るトップスピードが持ち味ですが、専らデコイやアンダーニースでのターゲットとしての役割が多い。二人ともランプレーでのブロッカーとして求められることも多いので仕事量はかなりのものになるはず。三番手のバネット含めて上手くローテーションしながら起用したい。

ほぼ全員怪我上がりのRB
FAで元GBのレイシーを獲得。中へのランでディフェンスにプレッシャーをかけたい意図が見える補強となった。足の怪我でシーズンの大半を棒に振っただけに新チームで目に見える活躍を期待したい。昨年のエースだったロールズもプロ3年目で年間を通して安定したパフォーマンスを見せたいだろう。どちらもパワータイプのランナーであり必然的に強烈なヒットを受けやすいのでキャリー数を2人で分散させながらの起用で怪我のリスクを抑えたい。
3rdダウンバックは2年目のプロサイスが担う。こちらも骨折からの復帰。昨年は@NEで大々的に起用されLBとのミスマッチでレシービングバックの本領を発揮した。
4番手はコリンズ。昨シーズンは体重を落としてから目に見えてスクリメージを突破する速さが上がった。去年いたメンバーでは唯一耐久性に問題がないこともあり状況次第でいつでも先発起用があり得る構成だけにこの番手でも計算できるRBは必要だろう。

手探り状態のOL
ミニキャンプまでの状態で左からファント、ジョーケル、ブリット、グロウィンスキー、イフェディの並び。この5人がまんま開幕戦で先発するのかもわからないですが、ランプレーさえまともに出せれば勝てることはこの数年で嫌という程味わっているわけでOLに命運が掛かっていると言っても過言ではないでしょう。