今回はスキーム解説オフェンス編第2弾「ブーツレッグ編」をお送りする。

前回のゾーンブロッキング(アウトサイドゾーン)から派生したのがこのブーツレッグと呼ばれるプレイアクションパスである。

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画像はhttp://www.fieldgulls.com

この場面では画面奥へのアウトサイドゾーンのフェイクからブーツレッグ。
画面手前のWRが対面のCBを縦に引っ張る。そのスペースにTE(flat route)と逆サイドのWR(flag route)が入ってくるパスルート。変形のsail routeと呼ばれるパスコンセプトである。
ディフェンスはCB2人とFS1人が奥を守るカバー3と呼ばれるアサイメント。SSがLBの位置まで上がるので8メンフロントを形成する。
ここでのポイントは15ヤード付近に上がってきているSSの動き。彼が浅いクロッシングルートを走るTEにつくのか奥を走るWRにつくのかをQBは判断して投げる。

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SSはプレイアクションに完全に引っかかり、レシーバー2枚がワイドオープンとなった。

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http://www.fieldgulls.com

この場面では先ほどとは逆サイドへのブーツレッグ。先ほどと同じようにロールアウトする側のエッジのディフェンダーを浮かせている。
パスルートは手前のWRが縦に引っ張りTE2枚が手前と奥に走りこむsail route concept
ディフェンスはここでもカバー3を敷いた8メンフロントである。

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エッジを守るOLBがブーツレッグに気づくがTEのカバーを疎かにしたためワイドオープンに。
仮にTEに付いていたとしてもスクランブルを含めてQBがノープレッシャーで投げられる状況が生まれる。

このようにブーツレッグではディフェンスの混乱によりレシーバーがオープンになりやすくなるだけでなくQBがディフェンスのカバーを読みやすくする効果がある。もちろん足が速いQBならスクランブルを含めた多彩なパターンも考えられる。故にビッグゲインが生まれやすいのだ。




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