結果:IND16-28SEA

1.ベールをぬいだウォルドロンシステム
プレシーズンではほぼ本番用のプレーを見せなかったウォルドロンのプレーコール。
大方の予想通りゾーンブロックとジェットモーションを組み合わせたランプレーとPAブーツレッグを軸に2TEをWRの位置に置くスプレッド体型を使うなど特徴的なオフェンスが展開されました。ランがよく出たこともありランパス比率ではランがパスより1プレー多くなりました。また裏にあたるブーツレッグもハンドオブフェイクに相手DL、LBが引っかかったこともありラッセルはノープレッシャーでポケット外からぱすを投げられました。ブーツレッグを使わなかった3Q以外で得点できたことからも効果的にブーツレッグが決まっていたことがわかります。

2.OLは合格点の出来
オフェンスで懸念されていたOLのプロテクションは機能していました。特にOTは二人とも強力なエッジラッシャーがいなかったこともり漏らしたプレッシャーはゼロと完ぺきなプロテクションを披露。被サックは公式記録で3個記録されていますが、OLが力負けしたのが原因なのは1個だけ。ほか2つはラッセルがブーツレッグでポケット外に出るも、ターゲットを見つけられずにいるうちにダウンフィールドから上がってきたDBにサイドライン際でタックルされたものとオーバーロードブリッツで元々プロテクションの枚数が足らなかったものなので相手の4メンラッシュに圧倒されたことはほぼ無かったです。むしろINDは3rdダウンで積極的にブリッツを入れてくることが多く、それが1本目のTDに繋がりました。

3.DLは上手くアジャストメント。ブリッツは不発
INDの1stドライブではDLが縦に割り込む意識が強すぎたため、RBテイラーにカットバックでうまくボールを前進させられました。しかしそこからゾーンブロックで横に動いてくる相手にしっかり足を動かしてギャップをしっかり守った結果、1回平均3.8yd、最長も12ydに抑えました。
ランを止めた後のパスでは前半にブリッツを多くコールしたものの相手にすれ違うようなタイミングパスで裏をかかれました。後半にブリッツを抑えてDLのみの4メンラッシュで実際サックはすべて4メンラッシュから生まれたもの。ノートンjrはDLへの信頼をもう少し抱くべきでしょう。

オフェンスでは主力のラッセル、タイラー、DK、カーソンが活躍。ディフェンスではグリーン、テイラー、ブルックスと若手が躍動しました。相手主力にに怪我人による欠場があったこともありしっかり勝利を挙げ、まずは良いスタートが切れたのではないでしょうか。同地区ライバルは全チーム勝利したこともありまだまだ気は抜けませんが今年のチームの将来性は明るいと思います。

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