ドラフトまで残り3週間。ここまでのFA補強での動きをまとめてみました。

・OLと続々契約
C/Gフィニー、RTシェル、OTオブイヒ、OGウォーマックと契約。契約額もフィニーの4M/年が最高額でかなりお安くまとまっています。またこの中で先発争いに加われそうなのはフィニーとシェルの二人。RTを担うシェルはドラフトで指名される新人と、フィニーはCのポジションをブリット(今後カットの可能性あり)、ポシック、ハントと先発争いすることになりそうです。
現時点でのOLのデプスチャート予想は・・・
LTブラウン、オブイヒ
LGジョーンズ、ヘインズ
Cブリット、フィニー、ポシック、ハント
RGフルーカー、ウォーマック
RTシェル、オブイヒ
6thOLオブイヒ

やはりOTの控えがオブイヒしかいないのは不味いでしょう。昨シーズンもブラウンが怪我で数試合欠場し控えのファントを投入したものの、そのファントも怪我して16週ではジョーンズをLTに入れるもボコボコにされた経緯があります。またブラウン自身も35歳を超えていつ引退してもおかしくない年齢です。近い将来のLT交代に向けてドラフト上位でのOT指名は十分あり得るでしょう。

・WRはドーセットのみ
NEからFAになっていたドーセットと契約。ドーセット自体は足が早く、身体が小さいもののスロットWRも務めていた経験から3番手WRを一応手当てした形に。とはいえラック、ブレイディというリーグ最高クラスのQBと組んでシーズン獲得ヤードが600ydすら超えてない選手では微妙です。4番手はRFAのムーアが濃厚ですがこちらも縦以外はイマイチな使い勝手の悪い選手。ドラフト上位でポテンシャルの高いルーキーを据えることも検討すべきでしょう。

・怪我人続出のRBは補強なし
カーソン、ペニーがIRとなった昨季の反省からもう一枚計算できるランナーが欲しいポジション。ここは予想通りドラフトでの補強が行われるでしょう。カーソンのようなパワーバックを狙うのか、ペニーのようなスピード派を狙うのか注目です。因みにホーマーはパスプロ要員兼レシービングバックとして穴埋めできてるので、このタイプはUDFAで取るかもしれません。

・エリートパスラッシャーはスルー?
今オフ最大の補強ポイントであったDLはDTリードを呼び戻し、DEアービン、メヨワと契約。しかし3人ともリーグ最高クラスの選手とは言えない存在です。クラウニーは20M級のメガディールを要求し、チーム側との交渉は難航。17M程度までディスカウントしたとも報道されていますが未だ余談を許さない状況です。他チームもクラウニー獲得レースに参戦していますのでエリートパスラッシャーを確保できずに終わるかもしれません。
現時点でのデプスチャートは・・・
LEO(9T)メヨワ、アービン
3Tリード、モーン
1Tフォード
5Tグリーン、コリアー

うーん弱い。ウッズが抜けた1Tか3Tに1枚欲しいですし、5Tは若いグリーン、コリアーしかおらず2人の成長を見越してもいきなりエリートクラスにレベルアップするとも思えず。さりとて昨年のコリアーは1巡指名ですので、同じポジション、同じ役割でまた1巡を使うのは余りに勿体ないのも事実。5Tはまだベテランでグリフェンと契約すればまだ形になります。

・CBダンバーをトレードで獲得したDB陣
WASよりトレードで取ってきたダンバー、昨季は外CBもやりつつニッケルにも入るなど柔軟な起用ができる選手です。昨シーズンの対QBRは68.4と優秀。ただ怪我での離脱が多くシーズンを通した耐久性には不安があります。