今年も無事ドラフト候補者たちによる体力測定会が行われました。
事前の予想通り今年のドラフトは”オフェンスの年”になることが確認できたことが最大の収穫です。

そのオフェンスではWR、OLに綺羅星のごとく有望株が揃っています。とくにWRは2日目の指名でも将来のエースWRを託せる逸材が残りそうなほどの層の厚さ。またQB、RB例年に比べて豊富です。一方でTEは残念そのもの。数年ぶりに1巡指名されない年になるかもしれないほどの人材不足です。

ディフェンスは寂しい結果になりました。特にパスラッシャーは壊滅的なほど。ほとんどの有力候補が評価を下げたため、すべてのプログラムを欠席したChase Youngが一番評価を上げたかもしれません。事前の評価が高かったCB Jeff Okudah、LB Isaiah Simonsはさすがの身体能力を見せつけましたがそれ以外はパッとせず。ドラフトでディフェンス即戦力の補強を考えるのは無謀でしょう。

これによりドラフト前に開かれるFA市場ではDLを中心に高値が付くことが予測されます。DLの補強が最優先であるシーホークスにおいてはあまりよろしい状況ではありません。すでにJAXのンガクェ、KCのジョーンズなどフランチャイズタグを用いて1年契約延長を打診されたFAパスラッシャーが何人も出てきているのも拍車をかけています。




またESPNがDLの補強についてチームは一人に20M以上の大金を支払うことは望んでいないと報じました。

ブラフの可能性もありますが、そうでないのならビーズリーやクインなどここ数年燻っていたり年齢的に大金を出すのが憚られる選手を獲得するかもしれません。