シーホークスは7年間OCを務めたダレル・ベベルを解雇しINDQBコーチのブライアン・ショッテンハイマーの就任を発表しました。

さて、ショッテンハイマーは父・マーティの系譜を受け継ぐフットボール一家の一員で父と同じオフェンスシステムに精通しています。
彼の志向するオフェンスは一般的にはバーディカルオフェンスやAir Cryellと呼ばれるもので、パワーランとミドル以降のゾーンをパスで攻略しようというもの。これは1980年代にSDで一世を風靡した ドン・コリエルHCが始祖となるフィロソフィーになります。ざっくり言えばランでボックス内にディフェンスを集めさせて、複数のレシーバーを縦に走らせてミドルからディープゾーンを狙うオフェンスになる。
ランでは今までのアウトサイドゾーンよりはOGをプルさせるパワー系のスキームが多く、ゾーンブロックだとしてもインサイドゾーンを多用する傾向が強いOCになります。 
ショッテンハイマーが直近でOCを務めたのは2015年のUGA(ジョージア大学)でその時のロスターには2018年ドラフトにエントリーしている有力選手 が多く、特にRBやOLのニーズを埋められるプロスペクトが複数いるのは有利。
動画で見る限り、RPOやゾーンリードなどカレッジのトレンドを踏襲しつつPro Iなどの古典的な形もやるという感じ。懸念点としてはベベルほどはWRのモーションを多用しないのでプレスナップでのカバレッジリードがQBフレンドリーではなさそうなこと。エンプティバックもほとんどなさそうで、TEへのパスもフューチャーしないこと。またTEはエッジを一対一でブロックするアサイメントが多くなるのでダーティーワークを厭わないタイプでないとまずいこと。なのでグラムはFAに放流して、現ロスターでいうとヴァネットのようなカレッジでブロックしかやってこなかったような地味路線に回帰する可能性高し。