#35 Malik McDowell (DT, Michigan State)
 
 
 内からも外からもプレッシャーをかけられるDT。能力的にはTOP10と持て囃されただけあり、パワーとスピードでOLを圧倒する。
ただその能力を持ってしてもここまでスリップしてしまった主要因であるインタビュー史上最悪と言われた程のやる気のなさが問題。
メンタルの問題さえ克服すればDROYも狙える逸材だが果たしてどうなるか。

#58 Ethan Pocic (OL,LSU)

ゴリゴリのランオフェンスを敷くLSUのプロスタイル出身C。
カレッジでのキャリアはCで29試合、RGで9試合、RTで1試合。
本人曰くOLなら何処でも出来るだけにチームがどう起用するか判断できない現段階では評価し難い。
ハンドテクニックに優れていてアサイメントミスも少なくブロックを漏らす場面はほぼ見ない。
#90 Shaq Griffin (CB, UCF)
  
40ヤード4.38、ショートシャトル4.14秒と直線的なスピードとアジリティを兼ね備える。
プレースタイルもアグレッシブにボールにチャレンジする選手で大学最終年で15PBU4INTをマーク。
腕の長さも32インチ以上でアウトサイドでもニッケルでも起用出来そう。
インサイド系のパスルートが苦手。スラント、イン、ポストの3パターンで415ヤード許している。
逆に直線的なルートに対して滅法強い。GOルートでは19回投げられて1回しか通していない。
#95 Delano Hill (S, Michigan)

ミシガン大ではペッパーズの相方としてシングルハイセーフティを経験済み。
またパスシチュエーションではニッケルやダイムとしてレシーバーとマッチアップするなど多様なプレーが出来る。
タックルはヒットパワーこそないが堅実でミスも少ない印象。
#102 Nazair Jones (DT, North Carolina)

ランストップ型3テクDT。
パワーで真っ向からブロッカーを受け止めても押し込まれない強さが持ち味。
パスラッシャーとしては四年間で5サックなので期待は出来ないがハエたたきで10PBUをマーク。
大学最終年は70タックル、9.5TFL。
#106 Amara Darboh (WR, Michigan)
  
ルートランと球際でのしぶといキャッチが特徴。
スピードに乗れるディープゾーンでのパスルートではセパレートも可能。
豊富なルートランは使い勝手が良く、ランブロックも献身的で的確。

#111 Tedric Thompson (S, Colorado)

昨シーズン全米最多となる7INTをマーク。
カバー範囲の広いFSでキャッチスキルも高いボールホーカー。
タックルに改善の余地あり。一度ブロックされるとあっさり抜かれるのでフィジカルの強化とタックル技術の向上は不可欠。
#187 Michael Tyson (S, Cincinnati)

一発で仕留めるタックルが持ち味のボックスセーフティ。
アンダーニースへのパスやスクリーン、ランプレーに対して素晴らしいもののセーフティ本来のディープゾーンの守備が不安定。
#210 Justin Senior (T, Mississippi State)

DALの正QBプレスコットを守っていたRT。
シニアボウルのパスラッシャーとの1on1ドリルでガッツリ評価を下げたが大学最終年は3サック15ハリーしか与えず。
テクニックに疎い典型的なスプレッド出身OLなので何事も無ければ一年目は育成させるべき。
#226 David Moore (WR, East Central)
今年のスモールスクール枠。57キャッチ、878ヤード、10TDの成績であるが情報が無いため何とも言えない。
スカウトを定期的に派遣するなどフロントはかなりご執心だったもよう。
#249 Chris Carson (RB, Oklahoma State)

今年の締めはパワーバック。
一発では倒されない力強さが特徴。ハードノーズなスタイルながらファンブルがほとんどないのも好印象。直線的なスピードは無い。またカットバックレーンを見極めて走るタイプでは無いので予定されたホールが開かない場合は厳しい。

今オフはFAでオフェンス、ドラフトでディフェンスの補強方針通りでこれにて的確にニーズは埋まった印象。またPocicやSの3人指名に見られるように来期以降FAで流出する可能性のあるポジションを今年のうちにドラフトしておくことも見据えていたのかなと深読み。特にSの補強は将来的にS3枚起用(所謂Buffaloディフェンス)の常態化を目指していると考えられる。