12th man in the haddle

シアトル・シーホークスを応援するブログ

今季のチーム分析、先ずはオフェンスから。

絶対的司令塔
エースQBラッセル・ウィルソンが全ての中心。ランであれパスであれRWのパフォーマンスが安定すれば自然と成績はついてくる。昨シーズンは怪我で序盤はオフェンスは常に低空飛行を余儀なくされただけに彼を如何に怪我や不調から遠ざけられるかが鍵。またバックアップは2年目のボイキンとFAからオースティン・デイビスを獲得。素行面で問題のあるボイキンは正念場でしょう。

スピードとクイックネス命のレシーバー陣
エースレシーバーはダグ・ボールドウィン。ゾーンの切れ目を的確につけるルートランと一瞬でマンカバーを振り切るアジリティで2年連続レシーブ1000ヤード越えをマーク。スロットの位置からあらゆるゾーンで驚異になるでしょう。
ディープターゲットとしてはロケットとリチャードソンが担います。ロケットは昨シーズン怪我に泣かされたこともあり大きなインパクトを残せま
せんでしたがジェットスウィープからランプレーでTDをあげるなどよりガジェットプレーでボールを持たせる役割が増えそう。リチャードソンはロケット離脱後から代わりに起用され印象的なスーパーキャッチで貢献してくれました。この二人がどれだけ縦にディフェンスををストレッチできるかで他のレシーバー陣が活きる余地が生まれるので起用方法を含めて要注目です。
前者に埋もれてしまったのがカース。レシーバー陣では貴重なポゼッションレシーバーですがマンカバーで消される試合が多く、得意とするスラントなどのショートパスでも貢献度が低かったのが大きく成績に響きました。このタイプではマケヴォイなど実績の少ない選手が多いだけに復活に期待したい所。そのマケヴォイは元QBということもありダブルパスなどスペシャルプレー要員も兼ねていくらか出場機会を得ました。レシーバーとしては荒削りですがミドル以上のパスルートで実績を作りました。今後は短いパスルートでターゲットになれれば面白い存在になりそうです。

ミスマッチを重視したTE陣
競合いと高さ勝負のグラムが先発。大怪我から復活した昨シーズンは容易く競り勝てるレシービングTEとしてまずまずの出来。ただ成績的にはまだ上を狙える選手だけにレッドゾーンでの決定率を上げたい。控えはルーク・ウィルソン。40yd4.5秒を切るトップスピードが持ち味ですが、専らデコイやアンダーニースでのターゲットとしての役割が多い。二人ともランプレーでのブロッカーとして求められることも多いので仕事量はかなりのものになるはず。三番手のバネット含めて上手くローテーションしながら起用したい。

ほぼ全員怪我上がりのRB
FAで元GBのレイシーを獲得。中へのランでディフェンスにプレッシャーをかけたい意図が見える補強となった。足の怪我でシーズンの大半を棒に振っただけに新チームで目に見える活躍を期待したい。昨年のエースだったロールズもプロ3年目で年間を通して安定したパフォーマンスを見せたいだろう。どちらもパワータイプのランナーであり必然的に強烈なヒットを受けやすいのでキャリー数を2人で分散させながらの起用で怪我のリスクを抑えたい。
3rdダウンバックは2年目のプロサイスが担う。こちらも骨折からの復帰。昨年は@NEで大々的に起用されLBとのミスマッチでレシービングバックの本領を発揮した。
4番手はコリンズ。昨シーズンは体重を落としてから目に見えてスクリメージを突破する速さが上がった。去年いたメンバーでは唯一耐久性に問題がないこともあり状況次第でいつでも先発起用があり得る構成だけにこの番手でも計算できるRBは必要だろう。

手探り状態のOL
ミニキャンプまでの状態で左からファント、ジョーケル、ブリット、グロウィンスキー、イフェディの並び。この5人がまんま開幕戦で先発するのかもわからないですが、ランプレーさえまともに出せれば勝てることはこの数年で嫌という程味わっているわけでOLに命運が掛かっていると言っても過言ではないでしょう。



#35 Malik McDowell (DT, Michigan State)
 
 
 内からも外からもプレッシャーをかけられるDT。能力的にはTOP10と持て囃されただけあり、パワーとスピードでOLを圧倒する。
ただその能力を持ってしてもここまでスリップしてしまった主要因であるインタビュー史上最悪と言われた程のやる気のなさが問題。
メンタルの問題さえ克服すればDROYも狙える逸材だが果たしてどうなるか。

#58 Ethan Pocic (OL,LSU)

ゴリゴリのランオフェンスを敷くLSUのプロスタイル出身C。
カレッジでのキャリアはCで29試合、RGで9試合、RTで1試合。
本人曰くOLなら何処でも出来るだけにチームがどう起用するか判断できない現段階では評価し難い。
ハンドテクニックに優れていてアサイメントミスも少なくブロックを漏らす場面はほぼ見ない。
#90 Shaq Griffin (CB, UCF)
  
40ヤード4.38、ショートシャトル4.14秒と直線的なスピードとアジリティを兼ね備える。
プレースタイルもアグレッシブにボールにチャレンジする選手で大学最終年で15PBU4INTをマーク。
腕の長さも32インチ以上でアウトサイドでもニッケルでも起用出来そう。
インサイド系のパスルートが苦手。スラント、イン、ポストの3パターンで415ヤード許している。
逆に直線的なルートに対して滅法強い。GOルートでは19回投げられて1回しか通していない。
#95 Delano Hill (S, Michigan)

ミシガン大ではペッパーズの相方としてシングルハイセーフティを経験済み。
またパスシチュエーションではニッケルやダイムとしてレシーバーとマッチアップするなど多様なプレーが出来る。
タックルはヒットパワーこそないが堅実でミスも少ない印象。
#102 Nazair Jones (DT, North Carolina)

ランストップ型3テクDT。
パワーで真っ向からブロッカーを受け止めても押し込まれない強さが持ち味。
パスラッシャーとしては四年間で5サックなので期待は出来ないがハエたたきで10PBUをマーク。
大学最終年は70タックル、9.5TFL。
#106 Amara Darboh (WR, Michigan)
  
ルートランと球際でのしぶといキャッチが特徴。
スピードに乗れるディープゾーンでのパスルートではセパレートも可能。
豊富なルートランは使い勝手が良く、ランブロックも献身的で的確。

#111 Tedric Thompson (S, Colorado)

昨シーズン全米最多となる7INTをマーク。
カバー範囲の広いFSでキャッチスキルも高いボールホーカー。
タックルに改善の余地あり。一度ブロックされるとあっさり抜かれるのでフィジカルの強化とタックル技術の向上は不可欠。
#187 Michael Tyson (S, Cincinnati)

一発で仕留めるタックルが持ち味のボックスセーフティ。
アンダーニースへのパスやスクリーン、ランプレーに対して素晴らしいもののセーフティ本来のディープゾーンの守備が不安定。
#210 Justin Senior (T, Mississippi State)

DALの正QBプレスコットを守っていたRT。
シニアボウルのパスラッシャーとの1on1ドリルでガッツリ評価を下げたが大学最終年は3サック15ハリーしか与えず。
テクニックに疎い典型的なスプレッド出身OLなので何事も無ければ一年目は育成させるべき。
#226 David Moore (WR, East Central)
今年のスモールスクール枠。57キャッチ、878ヤード、10TDの成績であるが情報が無いため何とも言えない。
スカウトを定期的に派遣するなどフロントはかなりご執心だったもよう。
#249 Chris Carson (RB, Oklahoma State)

今年の締めはパワーバック。
一発では倒されない力強さが特徴。ハードノーズなスタイルながらファンブルがほとんどないのも好印象。直線的なスピードは無い。またカットバックレーンを見極めて走るタイプでは無いので予定されたホールが開かない場合は厳しい。

今オフはFAでオフェンス、ドラフトでディフェンスの補強方針通りでこれにて的確にニーズは埋まった印象。またPocicやSの3人指名に見られるように来期以降FAで流出する可能性のあるポジションを今年のうちにドラフトしておくことも見据えていたのかなと深読み。特にSの補強は将来的にS3枚起用(所謂Buffaloディフェンス)の常態化を目指していると考えられる。



 

明日の朝9時に迫ったドラフト。ブログで取り上げたい選手は山ほどいますが時間も気力もないのでサクッと指名予想選手をご紹介。なおCBは前回記事でやったので今回は省いている。

1.OL
Garret Bolles(LT、Utah)
ユタ大転校一年目でBCS校の猛者たちを相手に出色のパフォーマンスを見せたアスレチックフリーク。
薬物による逮捕歴を持ち、ドン底から短大を経て這い上がってきた25歳児。パワーとクイックネスを併せ持つほぼ唯一のOT。テクニック面は荒削りなので一年は寝かせておきたいのも事実。ワンダリックテストの結果からスリップ予想もそこそこあるため残っていれば確保したい。

去年の記事でも触れましたが基本的に現政権のOL指名傾向はベンチプレス、垂直跳び、幅跳びの成績からある程度絞り込むことが可能。その中で1順指名候補に残るのはOTならBollesのみ。Lampも三種目のスコアは素晴らしいが腕の長さが絶望的に短いのでOTとしては規格外。

2.S
Obi Melifonwu (S, Connecticut)
典型的なボックスセイフティ。強烈なタックルと初動の速さが持ち味。パスカバーではある程度のレンジはカバー可能でTEにマッチアップさせるには打ってつけ。またニッケルバックも可能なほどクイックネスに長けており近年注目されているビッグニッケルパッケージを敷きたいチームにとって見逃せない選手。

3.NB
Adoree’ Jackson (CB, USC)
小兵ながら最多タイとなる16PBUをマーク。パス全盛の時代にあってスロットレシーバーにマッチアップするDBの責任は重くなっており、ジャクソンのようなCBの需要は十分にあり。またリターナーとしても稀有な能力を持っているのも魅力的。

Chidobe Awuzie (CB, Colorado)
ジャクソンに比べてよりスクリメージで攻撃的な選手。FSにコンバートさせても面白そうな選手。

4.EDGE
Takk McKinley (EDGE, UCLA)
幼少期に両親が蒸発。祖母と空き缶拾いで生計を立てていたという苦労人。泣いてまうやろ。
10ヤードスプリット1.60を誇る起爆力を武器にするスピードラッシャー。ブルラッシュも得意なのでバルクアップに成功すればジャマーカス・ウェアの再来と期待値は高い。

T.J. Watt (LB/EDGE, Wisconsin)
3-4OLBかつパッシングダウンではスピードラッシュで活躍できる使い勝手の良さがうり。
何よりJJ.ワットを筆頭としたワット兄弟の血を引くことこそが彼を一巡指名候補たらしめている。4-3under体型でのSLBにはこれ以上なくマッチ。

上記の選手いずれかが指名される可能性が高いドラフティと予想。なお既にATLと一巡指名権をトレードするとの話も出てきており、展開次第では更にトレードダウンすると目されている。その場合は前回記事のCB陣でスリップした選手になる可能性大と予想。




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